横浜から真南に約40km。三浦半島の先端に今回ご紹介するすいかとかぼちゃの生産者さんの畑が広がっています。三浦大根で有名なこの地方は、ほとんど霜が降りることのない温暖な気候。
同じ畑で1年間に3種類の野菜を栽培する三毛作が可能なほど、野菜や果物づくりに適したエリアです。
暖かで柔らかな潮風と降り注ぐ太陽の光に包まれて、完熟するまで畑で育ったすいかとかぼちゃですから美味しさも格別。
食卓に上り一口頬ばった瞬間に小さなお子様から大人まで、家族みんなが思わず笑顔になるほどの甘味と食感です。
「どうしてこんなに美味しいの?」 つい、そんな言葉がつい出てしまうほどの美味しさの理由を、次のコーナーでご紹介しましょう。
果物や野菜が美味しくなるポイントはいくつかあります。気候や畑づくりや肥料などもその1つですが、今回ご紹介するすいかとかぼちゃに共通する1番のポイントが、「とにかく手間を惜しまず育てます」という栽培方法。春先に苗を植えどんどん成長すると1ヶ月程度でつぼみがつき花が咲き始めます。ここで雌しべに雄花の花粉をつける交配を手作業で行います。1000玉を超える収穫で、交配させるのはその2倍以上の数。その1つ1つを手作業で行うことで交配の日にちが明確になり収穫のベストタイミングがはっきりし、割れもなく真っ赤に熟れたサクサクでみずみずしい、完熟すいかが出来上がります。
水分が少なくホクホクとした食感。その分、凝縮した甘みや旨みが特徴のみやこかぼちゃ。このかぼちゃも美味しく育てるために、とにかく手間をかけます。交配はすいかと同様に手作業。日々どんどん伸びるツルをしっかり整枝して、1つの軸に2個の実しか生らないようにします。他のかぼちゃ畑はツルが寝癖の髪のようにピョンピョンと飛び出しているのに、ピュアベジタブルさんの畑は綺麗にカットされた床屋後の頭のように綺麗に整っていて一目でわかるほど。
実は陽に当たらない箇所が黄色くなることを防ぐために透明のプレート上に乗せ、逆に当たりすぎると日焼けしてしまうので日よけカバーをする念の入れようです。
通常の青果は、市場を経由して仕入れられ店頭に並ぶため、早くても収穫から5日以上かかります。それでは、せっかくのこだわり品質が落ちてしまいます。そこでピュアベジタブルさんとOdakyu OXが直接契約し、出荷から翌々日には各店頭に並ぶ仕組みをつくりました。またピュアベジタブルさんのすいかやかぼちゃには、全くと言っていいほど品質にバラツキがありません。カットした商品も中身が見えない1個そのままの商品も、安心してお買い上げいただける最良の商品です。
--ピュアベジタブルさんがスタートした
きっかけを教えてください。
20数年前、それまでの効率重視の生産方法や既成の販売ルートに縛られない農業に挑戦したいと思い、考えの合う農家数件が集まったのがきっかけでしたね。そう言うと格好良く聞こえるかもしれませんが、「自分たちの満足する作物を一番美味しい時に食べて欲しい」、そうシンプルに思っただけですよ。
--でも、それって実際に行うとなると苦労が多いのでは?
そうですね、それまでに経験のない買い手探しには、当初かなり苦労しました。Odakyu OXさんと出会い私たちの農業を理解してもらえたのは本当に良かった。そのおかげで自分たちの品質重視の農業ができます。?
--逆に嬉しいことは何ですか?
たくさんあります。1つは、自分たちのやり方を信じて手間をかけた分、果物や野菜が必ず美味しく育ってくれること。そして、Odakyu OXさん店舗を通じてお客様の「美味しかったよ」 という声をフィードバックしてもらえることです。ピュアベジタブルのスタート以前は、全くなかったことですからね。
--最後に、お客様に一言メッセージをお願いします。
「紅まくらすいか」は糖度も高く味は抜群。夏の風物詩ですから、見た目にも美味しいように色合いや割れのない一番の時期にお届けしています。「みやこかぼちゃ」は、濃い甘みと水分の少ないホクホクした食感ですので、蒸してそのままいただけるほどです。ぜひ、味わっていただいて感想を店舗の方にお伝えください。
--ありがとうございました。これからも美味しい青果づくりをお願いいたします。
三浦市のすいか生産者の中から選りすぐった3名に限定し、すいかの糖度の限界まで畑で生らしてから収穫しています。果肉は鮮やかな赤色で見た目も抜群のすいかです。
【販売期間 7月上旬~8月中旬】
価格 時価
当店指定生産者「ピュアベジタブル」が、独自の栽培方法で育てあげたホクホクで甘味の強いかぼちゃです。
【販売期間 6月下旬~8月中旬】
価格 時価