暑い時期、さっぱりした冷奴は人気メニュー。一般的に暑い季節は口当たりの良い絹豆腐の需要が高まりますが、「とよまさりとうふ」はもめん豆腐も人気があります。その理由は、なめらかで濃厚な食感。「このもめん豆腐でなくては」と、ファンから電話があるほど、豆腐好きから支持がある商品です。
もめん豆腐を作るときは、にがりを加えた豆乳をもめんの布を敷いた型に流し、圧力をかけて水分を切りながら固めていくのが一般的ですが、「とよまさりとうふ」は途中までは絹豆腐とまったく同じ工程。できあがる直前の絹豆腐をわざわざ崩して型に入れ、ゆっくりと圧力をかけて水分を切ります。絹豆腐として固まりすぎると、もめん豆腐として結着しなくなってしまうため、ぎりぎりのタイミングを見極めて崩しはじめます。一般的な工程に比べて手間はかかりますが、なめらかな絹豆腐の食感と、濃縮された大豆のうまみを兼ね備えた、他にはないもめん豆腐が出来上がるのです。